初代シエンタ(80系)とダイスの今|年式と中古で買う時の注意

初代シエンタの外観

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昔から家にあるシエンタ、あるいは中古車サイトで見かけた格安のシエンタ。『これって何代目?もう古すぎるのかな』と気になっていませんか。

結論から言うと、初代シエンタは2003年から2015年まで売られた、ハイブリッドの無いガソリン車だけの世代です。途中でいったん販売が終わり、復活した時に「DICE(ダイス)」が加わった、少し珍しい歴史を持っています。

この記事では、初代とダイスの中身と、今から買うなら見ておきたい所をまとめます。

目次

初代シエンタはいつの車?販売の流れ

初代シエンタは、2003年9月に発売されました。そこから2015年7月に2代目170系が出るまで、約12年も売られていたんです。

ただ、ずっと続けて売られていたわけではありません。ここが初代のおもしろい所です。

時期出来事
2003年9月初代シエンタが発売
2010年8月いったん販売終了
2011年5月販売を再開(同じ年に派生モデルDICE(ダイス)を設定)
2015年7月2代目170系の登場で初代の販売が終わる
先に結論

初代シエンタは2003年9月から2015年7月までの世代です。2010年8月にいったん販売が終わり、2011年に再開した時にDICEが加わりました。

『一度やめたのに、また売り始めたの?』と不思議に思いますよね。それだけ5ナンバーの小さなミニバンを求める声が根強かった、ということなんです。

初代シエンタの販売開始から販売終了までの年表

初代シエンタの型式と「80系」という呼び方

初代の型式は、駆動方式で2つに分かれます。

型式駆動パワートレイン
NCP81G2WDガソリン
NCP85G4WDガソリン

型式の数字から、初代は「80系」と呼ばれることが多いです。車検証の型式欄に「NCP81G」か「NCP85G」とあれば初代です。

ハイブリッドの設定はありません。シエンタにハイブリッドが加わったのは、2代目の170系からです。

3世代の型式を並べると

世代ごとの型式を並べると、見分け方がはっきりします。

世代販売期間型式ガソリン4WD
初代2003年9月〜2015年7月NCP81G / NCP85Gあり(NCP85G)
2代目170系2015年7月〜2022年8月NHP170G / NSP170G / NCP175Gあり(NCP175G)
3代目10系2022年8月〜MXPL10G / MXPL15G / MXPC10Gなし(4WDはハイブリッドE-Fourのみ)
シエンタ3世代の型式と4WDの有無を比べた図解

こうして見ると、ガソリンの4WDは初代と2代目にはあったのに、現行の10系では無くなったことが分かります。

歴代の流れはシエンタの歴代モデル一覧でも詳しく見られます。

DICE(ダイス)とはどんな車?

DICEは、2011年の販売再開に合わせて設定された、初代シエンタの派生モデルです。標準のシエンタとは見た目の雰囲気を変えたモデルとして用意されました。

『ダイスって別の車種なの?』と聞かれることもあります。型式の上では初代シエンタの仲間なので、車検証を見ると同じNCP81GやNCP85Gです。

補足

DICEが追加された月は、情報源によって2011年5月とするものと6月とするものがあります。気になる方は、車検証の初度登録年月で個体ごとに確かめてみてください。

中古で探す時は、DICEも「初代シエンタ」として同じ目線で見て大丈夫です。年式としては2011年以降のものになるので、初代の中では比較的新しい部類に入ります。

例えばこんな会話

中古車店では、こんなやり取りになることがよくあります。

「このシエンタ、ダイスって書いてあるんですけど、普通のと何が違うんですか?」
「初代シエンタの派生モデルで、見た目の仕立てが違うんです。中身は同じ初代ですね」

見た目の好みで選んでかまわない、というくらいの感覚で大丈夫です。

ただ、同じDICEでも年式や走行距離、整備のされ方で状態はまったく違います。名前より、1台ごとの記録と実車の状態を優先して見てみてください。

初代シエンタは今買っても大丈夫?

初代は、2026年の今から見ると、いちばん新しい車でも10年以上たっています。年式ごとの経過年数はこうなります。

登録年2026年時点の経過年数考えておきたいこと
2003〜2006年約20〜23年部品や修理の対応を先に確かめたい
2007〜2010年約16〜19年整備記録が残っているかが大事
2011〜2013年約13〜15年DICEも含む再販後の車
2014〜2015年約11〜12年初代の中では新しい
初代シエンタの登録年ごとの経過年数と注意点の図解

ここが大事なところです。新車登録から13年を超えたガソリン車は、自動車税と重量税が重くなる仕組みがあります。初代は、ほとんどの車がこの対象の年数に入っているか、近づいています。

車検証の「初度登録年月」を見れば、何年たった車かはすぐに分かります。購入前の見積もりでは、次の自動車税がいくらになるかも販売店に聞いておきましょう。

税金の仕組みはシエンタの自動車税と重量税にまとめています。

今から買う時の注意

初代には、今のシエンタに付いている「Toyota Safety Sense」のような予防安全装備はありません。安全装備を重視する方は、2代目以降も並べて比べてみてください。

初代を選ぶ良さ
  • 車両価格を抑えやすい
  • 5ナンバーで小回りがきき、街乗りしやすい
  • ガソリン4WD(NCP85G)もある
初代で気になる所
  • 年式が古く、税金が重くなる年数に入る車が多い
  • 今の予防安全装備は付いていない
  • 年数による部品の傷みが出やすい

今の初代に乗り続けるか、買い替えるか

すでに初代に乗っている方は、『まだ走るし、このまま乗り続けてもいいのかな』と迷いますよね。判断の分かれ目は、次の車検でかかるお金と、これから出そうな修理です。

例えば、こんな場面を想像してみてください。

「次の車検、タイヤもバッテリーも替え時って言われたよ」
「それなら、今のうちに乗り換えも考えたほうがいいかもね」

車検と大きめの修理が重なるタイミングは、乗り換えを考えるきっかけになりやすいんです。

状況考え方の目安
車検が近く、交換部品が多い乗り換えも含めて見積もりを比べる
車検が残っていて、目立つ不具合がない乗り続けて、次の車検前に考える
家族が増えて3列目を使う機会が増えた2代目以降の7人乗りを検討する
雪道を走る機会が多い4WDの有無と下回りの状態を見直す

乗り続けるなら、エアコンフィルターやワイパーなど自分でできる消耗品はこまめに替えておくと、快適さを保ちやすくなります。手順はシエンタのエアコンフィルター・ワイパー交換の手順にまとめています。

乗り換える場合は、今の初代にいくら付くかも気になるところです。年式が古くても、状態や地域で値段が付くことはあるので、下取りだけで決めずに比べてみるのがおすすめです。考え方はシエンタを高く売るには?で詳しく書いています。

補足

年数のたった車は、店によって評価のしかたが大きく違うことがあります。1社の金額だけで「値段が付かない」と決めつけず、いくつか聞いてみてください。

初代シエンタの中古を選ぶ時のチェック

年数がたった車は、「どんな乗られ方をしてきたか」で状態が大きく変わります。価格の安さだけで決めず、次の所を確かめておきましょう。

初代の中古で見ておきたい所
  • 点検整備記録簿が残っていて、定期的に整備されている
  • 車検がどれくらい残っているか
  • スライドドアの開け閉めに引っかかりや異音がない
  • エアコンがしっかり冷える・においがしない
  • 下回りにサビが目立たない(雪国で使われた車は特に)
  • 保証が付くかどうか

『安いから、多少の修理は覚悟で…』と考える方もいるはずです。ただ、修理が重なると、結局2代目の中古と変わらない金額になることもあります。

故障しやすい所と修理費の目安は、シエンタの故障しやすい箇所と修理費の目安で見てみてください。

初代を買うかどうか決める流れ
  1. 使う期間を決める(あと何年乗るか)
  2. 予算を決め、2代目170系の中古も同じ予算で探す
  3. 初代は整備記録と車検の残りで候補を絞る
  4. 実車でスライドドア・エアコン・下回りを確かめる
  5. 税金と車検費用を足した総額で比べる

初代の在庫は年々少なくなっています。気になる方は、年式や走行距離で条件を絞って、今どんな車が残っているかを見ておくと判断しやすくなります。

シエンタ買いたいドットコム

シエンタの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、シエンタの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

初代・2代目・現行型、どれを選ぶ?

最後に、世代ごとの向き不向きを並べてみます。

こんな方は向いている世代理由
とにかく安く、短い期間だけ乗りたい初代車両価格を抑えやすい
予算は抑えつつ、年式も気にしたい2代目170系中古の数が多く、ハイブリッドも選べる
安全装備と燃費を重視したい現行10系全車にToyota Safety Sense。HVはWLTC最大28.4km/L
ガソリンの4WDが欲しい初代か170系10系にガソリン4WDは無い

現行10系の新車価格は、2026年8月改良後のメーカー希望小売価格(消費税込)で214万6,100円からです。燃費や装備を重視するなら、現行シエンタ(10系・3代目)の特徴と評価も見てみてください。

2代目については2代目シエンタ(170系)は今買いかにまとめています。新車を考え始めた方は、シエンタの値引き相場と限界額もどうぞ。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

初代シエンタはいつからいつまで販売されていましたか?

2003年9月に発売され、2015年7月に2代目が出るまで売られていました。途中の2010年8月にいったん販売が終わり、2011年5月に再開しています。

初代シエンタの型式は何ですか?

2WDがNCP81G、4WDがNCP85Gです。どちらもガソリン車で、ハイブリッドの設定はありません。

シエンタのダイス(DICE)とは何ですか?

2011年の販売再開に合わせて設定された、初代シエンタの派生モデルです。型式は初代シエンタと同じなので、車検証で見分ける時は初代として扱います。

初代シエンタは今買っても大丈夫ですか?

年式が古いぶん、状態の差が大きい世代です。整備記録簿と車検の残り、スライドドアやエアコンの状態を確かめ、税金も含めた総額で2代目と比べてみてください。

初代シエンタを「80系」と呼ぶのはなぜですか?

型式がNCP81GとNCP85Gで、どちらも80番台の数字だからです。2代目を170系、3代目を10系と呼ぶのも同じ考え方です。

初代シエンタにハイブリッドはありますか?

ありません。シエンタのハイブリッドは2代目170系(NHP170G)からです。

まとめ

この記事の要点
  • 初代シエンタは2003年9月から2015年7月まで売られた世代
  • 2010年8月にいったん販売終了し、2011年に再開。その時にDICEが加わった
  • 型式はNCP81G(2WD)とNCP85G(4WD)。ハイブリッドは無い
  • 13年を超えた車は税金が重くなる。総額で2代目と比べてみる
  • 中古は整備記録・車検の残り・スライドドア・下回りを確認する
シエンタ買いたいドットコム

シエンタ買いたいドットコム 編集部

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